機械要素と機構
授業対象は機械系2年生です。
一見複雑な機械に見える自動車やロボットも、分解していくと最後は一個一個の部品となります。種々の機械は非常にたくさんの部品により構成されていますが、これらの中には同じような部品が共通に使われていることが多いのです。ものづくりにおいて、できる限り共通の部品を用いるように設計することは非常に重要となります。この授業では、種々の機械に共通的に使用されるねじ、歯車、軸受およびブレーキなどの部品とその集合(機械要素)や、機械に一定の動きをさせるためのメカニズム(機構)について勉強します。

機械に必要な精度を持たせるには、寸法や形をどれぐらいの範囲に収める必要があるか?これを公差と言います。

高機能性の確保やばらつきの抑制、互換性の確保、累積誤差の低減を期待できます。

寸法を測るとき、ノギス(キャリパー)と呼ばれる器具がよく使われます。講義で実物を見せながら、測り方などを説明します。

皆真剣に使い方等をノートに取っています。将来使う可能性が高いからです。