建築・都市デザイン専攻

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    2017年7月29日(土)、30日(日)にオープンキャンパスが開催されました。

    システム工学群それぞれが催したプログラムを紹介します。

    <システム工学群説明会>
    システム工学群では、工業技術の基盤となる機械、航空宇宙、電子・光、建築・土木、およびエネルギーの5分野すべてにまたがる基礎を身につけた後、専門性を深く追求することで、幅広い視野と深い専門性を併せ持った技術者が育つことをめざします。
    システム学群長から細かな説明がされました。高校生と保護者、皆様は真剣に耳を傾けていました。
    <君のパワーは何ワット?人力発電は再生可能エネルギーか?>
    高効率自転車発電機で人力のパワーを競い、1人力は約100Wということを実感しました。日本の一次エネルギー消費は国民一人あたり約5000W、常時50人力を使い続けています。人力は自然の食物連鎖の中で生きている限りバイオマスエネルギーですが、食糧生産に大量の化石燃料を使用すると再生可能エネルギーではありません。

    <プラズマ応用研究室>
    放電プラズマを生成、制御するには高電圧や大電流が必要になります。電力を高効率で制御するパワーエレクトロニクスを応用し、プラズマ応用以外にもオリジナルなパワー制御システムを開発して、再生可能エネルギーの利用やエネルギー環境教育に活用しています。
    <航空工学特別講義(講義+風洞実験)>
    講義では、飛行機の翼に揚力(機体を浮かせる力)が働く原理を航空力学および流体力学に基づいて解説しています。また、風洞に設置された翼の周りの気流の可視化実験や参加者が実際に翼を持って風洞内に入ることによる揚力の体験実験を行います。
    飛行機以外にジェットエンジンの開発やトラックの空気抵抗低減装置の開発の研究もしています。

    <航空エンジン超音速流研究室>
    飛行機の主翼などの周りの流れ、ジェットエンジンの圧縮機などの内部流れ、飛行機や自動車など乗り物全体の流れ、そしてエンジンシステム全体性能に関する研究を行っています。


    <光通信の原理〜LEDの光に音声信号をのせてみよう!〜>
    光に情報を入れて音楽をスピーカーから流す体験授業です。参加者の皆さんは真剣に話を聞いていました。

    <光制御・ネットワーク研究室>
    光波の強度、位相、波長、偏光など様々な物理的性質を制御する技術を用いて、次世代の超大容量光ネットワークや既存の測定精度を上回る光計測技術の実現に取り組んでいます。
    <エンジンの潤滑状態やタイヤにかかる力を超音波で測る技術>
    EV車等の更なる乗り心地の改善に有効な、運転中のハブベアリング(タイヤを支える軸受)にかかる瞬間の力や潤滑状態の変化を時間差無く計測する超音波チカラ計測システムについて、一生懸命説明をしていました。あの説明で、分かってもらえたのかな?

    <超音波医・工活用研究室>
    超音波を用い、生体の組織や齲蝕(むし歯)の硬さ、さらには表面の質感評価等の、安全で安心な医療診断補助技術を開発すると共に、機械の潤滑状態の診断にも超音波を適用して、摩擦の少ない低燃費車の実現に向けた種々の技術を開発する。
    <機能性流体とその応用〜流体を使った新しい機械〜>
    役に立つ機能を持った様々な流体とその応用について紹介していました。特に液晶で作った超小型モータ(直径0.1mm)は必見!液晶を使った実験もしていました。
    液晶とは液体と固体の間にある状態のもので、液晶の特性からアクチュエーターや高強度の製品の開発研究が紹介されていました。

    <流体工学研究室>
    液晶、界面活性剤溶液、生体液など、複雑流体と呼ばれる物質は、外場に反応したり周囲環境に応じて性質や挙動が変化する特徴を持っています。この特徴を利用して、極小サイズのモータやセンサを開発しています。並行して、航空工学の基礎である空気の流れについても研究しています。
    <高齢社会を明るくする、健康増進ロボット・医療ロボット・福祉介護ロボット>
    知能ロボティクス研究室では、少子化、高齢化社会問題の解決に貢献できるロボットの研究をしていました。試作ロボット達がご来訪をお出迎えしてくれます。災害で役立つ無方向性ロボットや、血流中の脳の酸素濃度を近赤外線で読み取るNIRS装置を使って動くロボット、全方向移動のリハビリができる歩行王(あるきんぐ)など体験していました。

    <知能ロボティクス研究室>
    少子・高齢社会に役に立つロボットを創出するために、安全性を確保するメカニズムと、人の意図を理解する知的アルゴリズムを開発しております。
    <メカトロニクスと収穫ロボット>
    研究室では、磁気浮上システム、ピーマンの自動収穫システム、製作しているQTW(Quad Tilt Wing)機などが展示され、それぞれの機器の紹介が行われていました。

    <機械・航空システム制御研究室>
    航空宇宙、磁気浮上、ロボティクスなどの分野の対象に対し、制御(コントロール)を用いることによって機器や移動体を自由に操る。
    <液滴の挙動観測機能を有した薄膜>
    液滴の活用方法の可能性を理解して下さいましたでしょうか。身の回りのちょっとした現象に着目し、研究を進めています。研究室一丸となり、研究をしている事を感じ取れてくださったら幸いです。

    <材料革新サスティナブルテクノロジー研究室>
    微小液滴(数μm程度)の集合体「ミスト」は、液体と気体の両方の性質を兼ね備えています。この性質を利用して、従来達成が困難であった技術の開発に取り組んでいます。
    <マイナスの氷で何が出来る?〜スラリーアイスを触りながら考えよう!〜>
    微小な氷粒子と塩水等の液体が混ざり合ったシャーベット状の氷のことをスラリーアイスといいます。現在開発中の装置の説明もしてくれました。

    <ものづくり先端技術研究室>
    スラリーアイス製造装置など、農水産業および食品加工に関連する装置開発を企業や研究機関と連携しながら取り組んでいます。
    <人と協調するロボットシステム>
    スマホで操作する電動スケボーに乗って、どんな風に人が揺れを感じるのか体験できます。参加者のみなさんは、興味深そうに順番を待っていました。 また、腰に加速度計をつけて歩いてもらい、歩行距離を推定する実験も行っていました。

    <知能メカトロダイナミクス研究室>
    動力学とメカトロニクス、計測・制御技術を駆使して、新しいセンサやアクチュエータを開発し、医療や健康分野などへ応用展開しています。
    <脳を測る!脳を模す!脳を創る!>
    脳の機能を研究しているポスターを見学したり、実際に人工知能を搭載したロボットの紹介や動画説明をしていました。とても熱中して聞いていました。

    <Soft Intelligent System On chip研究室>
    Soft Intelligentとは、人のように柔軟で柔らかい思考を持った知能。System On chipとは、1チップのICにシステムを作りこむ開発技術。 研究室では、産業ロボットシステムやコンピュータシステムのための様々な知能システムやAIシステムを1チップのICに入れるための研究をしてます。
    <プラズマの医療応用>
    大気中でヘリウムガスジェットと高電圧パルスを用いて、紫色に光るプラズマジェットを生成しました。

    <プラズマ応用研究室>
    電気的な放電で発生するプラズマは電子のエネルギーが数万℃以上になっています。プラズマのエネルギーによって空気の成分が分解し反応活性の高い物質が生成して、医療やバイオへの応用が期待されています。プラズマは電子材料合成や電子デバイス加工にも広く利用されています。
    <動く、感じる、かしこい知能材料>
    複合材料を用いた無人飛行機の飛行実験の記録を動画で見てもらったり、研究の紹介がなされていました。

    <機能性材料工学研究室>
    色々な機能を持つ材料や、複合材料に関する研究を行っています。
    <タッチパネルをつくろう〜身近なエレクトロニクス〜>
    透明で電気を通す膜を使った、タッチパネルの原理を学んでいました。

    <機能性薄膜工学研究室>
    先端デバイスに欠かせない機能性薄膜の物性を制御し、機能の向上や新機能デバイスの創成を目指しています。テーマの一つとして、透明で電気を通す膜(透明導電膜)の特性向上に関する研究を行っています。
     
    <おもちゃを動かすマイクロプロセッサ>
    1万分の1秒まで測れるストップウォッチや無線制御のロボットアームが置いてあり、参加者の皆さんは、楽しそうにアメをゲットしていました。

    <プロセッサ回路の設計・制御研究室>
    プロセッサを用いた電子回路を設計製作し、制御します。3DCGもやっています。
    <ロケット・気球で宇宙に挑む〜モデルロケット打ち上げ〜>
    グラウンドでは、研究室が設計したモデルロケットを実際に打ち上げしていました。成功した時は観客から感動の声が上がっていました。

    <宇宙地球探査システム研究室>
    宇宙地球探査用の飛翔体搭載装置等の開発により、地球環境の理解を進めつつ、宇宙探査・防災・エネルギーなど近未来の課題についての研究を進めます。
     
     
    <光電変換デバイスの紹介>
    酸化亜鉛を使った薄い膜状の蛍光体を見る事ができました。他にも緑や赤色がありました。

    <光・エネルギー研究室>
    エネルギー変換特性を持つ機能性材料に関する基礎研究、さらにその展開として、新しい光デバイス、太陽エネルギーなどの応用研究をしています。
    <航空工学特別講義>
    航空機の翼、ジェットエンジン、ガスタービン等の性能を講義していただきました。ガスタービンシステムの最新研究や航空機・自動車の空力抵抗に関する説明をしました。



     
    <本音でつくる建築が未来をつくる>
    身近な場所をじっくり見つめると、新たな建築空間創造の可能性がどんどん浮かんできます。 模型やパネルを展示していました。来訪者は熱心に見入っていました。

    <環境建築デザイン研究室>
    そこにある「もの」と「技術」を組み合わせた建築を研究しています。
    <最新測量技術の紹介>
    立体的に読み取るライダーという測量機や上空から写真を撮って立体的に測るUAVという測量機を間近で見ることができます。実際に飛ぶところが見てみたくなります。

    <国土情報処理工学研究室>
    防災と環境保全に人工衛星画像を役立てる研究をしています。
     
     
    <ベニヤドームを建てて入る>
    ベニヤ板とボルトを使って、皆力を合わせてドームを作っていました。晴れた暑い中、頑張って作っていました。

    <建築デザイン研究室>
    建築をリサイクルして空間を再生する研究をしています。
    <吹き抜けに架かる橋>
    B棟の吹き抜けにスタイロフォームで作ったブロックを使ってアーチ橋を架けていました。一体、どうやって架けたのでしょうか?架設や撤去動画はこちらから>>

    <景観デザイン研究室>
    その時代における最高の景観デザインを実践しています。
     
     
    <室内環境を測ってみよう>
    教室には温度計、湿度計、輻射温度計、二酸化炭素濃度計、風速計など様々な測定器を用意し、実際に体験できることができます。

    <建築環境研究室>
    室内環境と省エネルギーの両立するための研究をしています。
       
    <データで見る高知の公共交通>
    高知の公共交通をマーケティングするためのICカードデータを使った交通行動を分析します。

    <都市・交通計画研究室>
    持続可能な都市と交通システムの構築を実現するための研究をしています。
     
     
    <景観と建築のデザイン>
    景観や建築の研究生が卒業研究で作成した模型を展示していました。中には、ハコスコを使って、模型のバーチャルリアリティを楽しんでいました。
    <ハイテクコンクリート実験>
    従来のコンクリートと、開発中の気泡潤滑型自己充填コンクリートの違いをわかりやすく説明してくれました。実際にそれぞれのコンクリートを触ることができ、皆さん違いを体験していました。

    <コンクリート研究室>
    コンクリート技術の高性能から高信頼性へのパラダイムシフトのための研究をしています。
     

     

    みなさんご来場ありがとうございました。